ゆっくりでも確実に痩せたいアナタへ

減るグラフ アーユルヴェーダ

ゆっくり痩せるのがおすすめな理由

ダイエットには基礎代謝を上げるのが早道というのはご存じかと思います。1日の消費カロリーのうち、生きてるだけで消費されるカロリーが6割もあるんですからね。しかし残念なことに、年齢とともにそれはどんどん下がっていきます。基礎代謝が下がれば短期間でダイエットするのも難しくなります。早く痩せたい気持ちは分かりますが、焦って極端に摂取カロリーを減らしたり、運動量を増やしたりしても、それでは気持ちが続きません。気持ちが続かないと痩せられるものも痩せられなくなります。そんなもったいないこと、したくないですよね。なので、1年後に今より痩せている自分を想像して、ゆっくりダイエットを始めてみませんか。やることをやっていれば必ず結果は出るはずです。

ダイエット成功

アーユルヴェーダ的!基礎代謝を上げる方法

基礎代謝を上げる方法として、水分を摂る・バランスの良い食事を摂る・体を冷やさない、などがありますが、それはアーユルヴェーダの理論でも同じことが言えます。

  • 水分をこまめに摂る
  • 体を冷やさない
  • バランスの良い食事を摂る
  • 朝にストレッチや筋トレをする
  • ヨガなどで呼吸を整える
  • 充分な睡眠をとる

これらが一般的に知られていることですが、アーユルヴェーダの理論も取り入れてこれらを説明してみましょう。

アーユルヴェーダって何?と思った方は前の記事を見てくださいね。

水分をこまめに摂る

水分は白湯が良いです。冷たい水より、白湯の方が体温が上がり代謝もアップします。そして体内の細胞や血管に染みやすく、中で詰まったものを溶かして流れやすくします。血流が良くなることで筋肉も効率的に増えるので基礎代謝も上がるのです。1日に必要な水分量は、身長や体重など体格によっても差はありますが、成人女性なら1.5L~2L摂れれば合格でしょう。

白湯

体を冷やさない

体温が下がると代謝も落ちてしまいます。飲み物は基本的に白湯が良いですが、体を冷やさない食べ物を食べることも大事です。

  • 冷たい食べ物を控える…冷蔵庫から出してすぐのものや、氷の入った飲み物、冷凍食品、アイス、生野菜、刺身などです
  • 体を冷やす食べ物を控える…冷たい食べ物の他にも、パンや麺、クッキーなど小麦製品は体を冷やします
  • 体を温める食べ物を食べる…物理的に温かい食べ物や飲み物の他、辛味や苦味のある野菜(冬が旬のものが多いです)や薬味、スパイス、タンパク質の多い食材は体を温め、代謝を上げます。
野菜スープ

バランスの良い食事を摂る

筋肉を増やすためにタンパク質を摂り、糖質や脂質も含めバランスよく食べることが大事と言われています。アーユルヴェーダでも「ラサ」という、6つの味を全て食べましょう、という教えがあります。6つの味とは、甘味・塩味・辛味・酸味・苦味・渋味の6つです。

  • 甘味:白米、芋類、人参、南瓜、コーン、甘く品種改良されたトマトやいちご、桃、牛乳など
  • 塩味:海藻類、塩、醤油、ハムやベーコンなどの加工食品、干物など
  • 酸味:酢、ヨーグルト、チーズ、柑橘類、梅干し、トマトなど
  • 辛味:玉ねぎ、大根、ねぎ、唐辛子、わさび、にんにく、生姜、胡椒、アルコール、ごま油など
  • 苦味:小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、ピーマン、アスパラ、アロエなど
  • 渋味:緑茶、豆類、カリフラワーなど口の中に味が残るような感じのもの

全ての味を1日の食事で摂ることが望ましいです。その時々の体の中の状態(ドーシャのバランス)に合わせて割合は変えた方が良いですが、基本的には全ての味を食べるようにしましょう。全ての味を食べることで、満腹感が得られるので食べ過ぎを防げます。

彩り野菜

ダイエットに良いのは辛味・苦味・渋味の食材です。1つ前の項目で挙げた「体を冷やさない冬が旬の食べ物」と言えば、ほうれん草・小松菜・白菜・大根・かぶら・れんこん・ねぎなどですが、これらはほとんど辛味・苦味・渋味の中に分類されます。冬は寒いので、代謝を上げて体温を上げ寒さを凌ぐように自然界がそうなっているのです。アーユルヴェーダでは「住んでいる土地で採れるものを、採れる時期に、新鮮な状態で食べること」を推奨しています。日本でも昔から「旬の野菜を食べるのが最も健康に良い」と言われてますよね。国によって健康法の名前が違っても、同じ人間の体なので、昔から言い伝えられてきたことは万国共通ということです。「アーユルヴェーダ」が聞きなじみのない人でも、ちょっと身近に感じられませんか?話が少し逸れたので戻しますね。6つの味をバランスよく食べることが大事ですが、1つの食材の中に、複数の味が入っていて分類が難しいこともあります。そんな時は「色」で分けてみて、それらを全て食べることを意識しても良いですよ。

  • 赤:トマト、スイカ、赤ピーマン、りんごなど
  • 黄色:南瓜、コーン、黄ピーマン、人参、オレンジ、バナナなど
  • 緑:ほうれん草、ブロッコリー、キャベツ、キウイなど
  • 紫:なす、ブルーベリー、紫キャベツ、紫いもなど
  • 白:お米、玉ねぎ、にんにく、カリフラワー、きのこなど
  • 黒:海藻類、黒ゴマ、黒豆など
栄養バランス

朝にストレッチや筋トレをする

朝ストレッチをして体を伸ばすと、血行が良くなり体温も上がります。その状態で筋トレをし、体の中の大きな筋肉を鍛えることで効率よく基礎代謝をアップさせることができます。アーユルヴェーダでは、自分の体力の半分程度の運動がちょうどいいとされています。脇の下などにうっすら汗をかく程度です。ゼイゼイ息が切れたり、汗びっしょりになるようなハードな運動は「ワータ」というドーシャが増え、水分不足で乾燥し老化を招いてしまうのです。また、体内に活性酸素が増えるとも言われています。活性酸素は外から来るウイルスなどをやっつけてくれますが、増えすぎると体が酸化し、老化の原因になってしまいます。また、朝に運動して心も体もスッキリすることで、その日一日を穏やかに、ポジティブに過ごしやすいという効果も得られます。

ネコの伸び

ヨガなどで呼吸を整える

腹式呼吸は、内臓や普段使わない筋肉を動かすことで代謝が上がります。また深い呼吸をすることで、気持ちが落ち着き、暴飲暴食を抑制する効果もあるでしょう。ヨガでは独特の呼吸法があり、難しいと思われる方も少なくないかと思います。基本は鼻呼吸で、常に呼吸を止めないように意識します。アーユルヴェーダではヨガをやりますが、ヨガは瞑想のための手段だそうです。呼吸をしながら普段しないような動きをすることで、集中力が上がり精神的に穏やかになります。また、ゆっくりと一つ一つの動きを丁寧にやることによって、鍛えても太くならない、しなやかな筋肉が身に付くため、代謝も上がり綺麗に痩せることができます。

ヨガ

充分な睡眠をとる

充分な睡眠とは、質の良い睡眠のことです。人は寝ている間に様々なホルモンを分泌します。特に成長ホルモンは、筋肉をつくり脂肪の分解を促す働きがあるため基礎代謝が上がります。逆に睡眠不足になると、食欲を増進させる「グレリン」というホルモンの分泌が増え、食欲を抑制する「レプチン」というホルモンの分泌が減ります。なので睡眠不足は過食につながりやすく、基礎代謝を低下させてしまいます。例えば、睡眠不足で仕事に行った時、いつもと同じように朝ご飯を食べて行っても、変な時間にお腹が空いたりすることはありませんか?変な時間にお腹が空くのは、脳にバグが起きている証拠です。たぶんそれはニセモノの空腹感です。が、脳が正常に動いていないせいでその判断もつかなくなり、ついつい間食をしてしまいがちです。

悪い状態の脳

また、6時間以上の睡眠がとれない日が続くと、血糖値を一定に保つ「インスリン」というホルモンが働きにくくなるそうです。インスリンが働かないと、血糖値が上がり、摂ったエネルギーが消費されず脂肪として溜め込みやすくなってしまいます。ちなみに一日のうち必要な睡眠時間は体質によって変わります。

  • 体力のないワータタイプは8時間
  • 体力のあるカパタイプは6時間
  • その間のピッタタイプは7時間

忙しい毎日を送ってる方が多いと思いますが、この時間を目安に睡眠をとるように心がけたいものですね。

睡眠

まずはできることからやってみよう

私はまず、白湯を飲むことから始めました。そして、バランスの良い食事です。1日の食事の中で、主食・主菜・副菜・汁物は必ず食べるようにし、糖質・タンパク質・脂質も偏らないように適度に食べます。それに慣れてきたら、今度は6つの味やいろんな色の食材も意識して食べるようにしました。体を冷やす食べ物は、最初のうちはやめられなくても、1回食べたら次の日食べない、また次の日食べたら今度は2日食べないようにしよう、というふうに、徐々に頻度を減らしていく努力をしました。なかなかうまくいかない時もありますが、常に頭の中に止めておくようにします。

step by step

基礎代謝を上げる方法は、一朝一夕には効果が出るわけではありません。緩くぼちぼちでも続けていくことが大事です。続けていくためには、無理はしないことです。ここに書いたことは、最初のハードルは高いな…と思うこともあるかもしれませんが、やらなければ何も変わりません。でも、私はやってみたら意外と続きました。それが続けられると、習慣化=当たり前になります。当たり前になればこっちのもんです(笑)。ゆっくりでも確実に痩せたい人は、一度騙されたと思ってやってみてくださいね。

がんばろう

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